訪問介護の賃金・キャリア設計講座(処遇改善加算・昇給・賞与・経営)
ゴール:訪問介護の賃金制度(等級・昇給・賞与・処遇改善の配り方)を、加算の要件と事業所の売上・人件費につなげて、自分で設計し職員に説明できる
捨てること:施設系・通所系の加算・障害福祉の処遇改善の細部(違いだけ触れる)・賃金理論の学説・流行りの評価制度の比較・給与計算の細かい計算
卒業課題:自社の賃金表(等級・号俸・資格手当・処遇改善の配分)と、加算額を年度内に配り切る計算を1枚にまとめ、職員向けに5分で説明する
上から順に読みます。★はよく使う度(★★★=毎日使う)。▶が次に読む単元です。
はじめに
区分1 お金の流れ目標:売上がどう決まり、そのうち何割を人に払えるかを言えるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 賃金を決める前の土台。毎月の数字を見る時
- 難しさ
- ふつう。単位と率の計算に慣れれば単純
- 特徴
- 売上は「単位×地域の単価」で国が決める/加算で売上が数割変わる/人件費率が経営の体温計になる
- 攻め方
- 自社の1か月の請求を単位から円に直してみる/ヘルパー1人で月商がいくら動くかを計算する/公的な調査の平均と自社を比べる
- 目標
- 介護報酬の計算の仕組みと、人件費率から払える賃金の上限を説明できる
区分2 処遇改善加算目標:自社がどの区分を取れて、何をすれば上がるかを言えるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 賃金の一番大きな原資。毎年の計画書と実績報告
- 難しさ
- やや難しい。要件が多く、改定で変わる
- 特徴
- 2024年6月に1本の加算にまとまった/要件の中心はキャリアパスと賃金改善/配り切らないと返還になる
- 攻め方
- 区分ごとの要件を1枚の表にする/自社が満たしている要件に印を付ける/率と要件は必ず最新の厚労省資料で確かめる
- 目標
- 区分と要件、配り方のルール、計画書・実績報告の流れを説明できる
区分3 賃金制度を組む目標:等級・昇給・賞与のルールを、規程に書ける形で決められるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 賃金規程・キャリアパスを作る、求人に給与を書く
- 難しさ
- ふつう。決める軸を分ければ迷わない
- 特徴
- 本体の売上で払う分と加算で払う分を分ける/等級は役割、資格は手当/賞与・昇給は書き方しだいで義務になる
- 攻め方
- 2階建ての図を自社の数字で描く/等級ごとの任用要件を1行で書く/賞与・昇給の条文を、約束になりすぎない形で書く
- 目標
- 2階建ての賃金・等級と任用要件・昇給・賞与・登録ヘルパーの時給を自分で設計できる
区分4 経営とつなげる目標:加算や人数が変わった時に、賃金と利益がどう動くかを計算できるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 採用を増やす・加算を取りに行く・改定があった時
- 難しさ
- ふつう。区分1〜3の組み合わせ
- 特徴
- 資格手当は加算率を買う投資になる/加算が減った時の逃げ道を先に作っておく/制度は周知して初めて効く
- 攻め方
- 特定事業所加算の要件と資格者の比率を確かめる/加算が上がる・下がる2通りで原資を試算する/変える時の手順を職員への説明まで含めて決める
- 目標
- 加算・人数・資格者比率の変化を賃金と利益に結びつけて試算し、制度を職員に周知できる
進み具合はこの端末のブラウザにだけ保存されます。更新:2026-11-04